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Qualcomm® Snapdragon® Xとは、どんなCPU

作成日: 2025-08-17 11:29:58

Qualcomm Snapdragon Xは、PC向けに設計されたARMベースのシステムオンチップ(SoC)で、特にAI機能と優れた電力効率に重点を置いています。CPU、GPU、NPU(Neural Processing Unit)が統合されており、全体で「AI PC」の性能を支えるように作られています。

主な特徴
Snapdragon Xシリーズには、Snapdragon X EliteとSnapdragon X Plusの2つの主要なラインナップがあり、それぞれに複数のモデルが存在します。

Oryon™ CPU
Qualcommが独自に設計した**Oryon™**というCPUコアを搭載しています。Snapdragon X Eliteは最大12コア、X Plusは最大10コアの高性能コアで構成されています。これにより、マルチスレッド性能において、競合するx86ベースのプロセッサー(Intel Core Ultraなど)と同等か、それ以上のパフォーマンスを発揮するとされています。特に消費電力を抑えながら高い性能を維持できるのが大きな強みです。

Adreno™ GPU
統合されたAdreno™ GPUは、DirectX 12をサポートし、グラフィック処理能力を高めています。4K HDRビデオの再生や、Adobe Photoshopなどのクリエイティブなアプリケーション、そして多くのPCゲームをスムーズに動かすことができます。

Hexagon™ NPU
最大のセールスポイントの一つが、Hexagon™ NPUです。AI処理に特化したこのユニットは、**45 TOPS(毎秒45兆回)**という高い性能を持ち、PCに搭載されているNPUとしては世界最速クラスです。これにより、リアルタイム翻訳、背景ぼかし、ノイズキャンセリングといったAI機能が、クラウドに依存せずPC上で高速に実行されます。

電力効率とバッテリー寿命
ARMアーキテクチャの最大の利点である電力効率の高さが際立っており、ウェブブラウジングのような日常的なタスクでは、従来のx86プロセッサーを搭載したPCよりも大幅に長いバッテリー寿命を実現します。これにより、外出先でも長時間作業が可能です。

統合されたSoC
Snapdragon Xは、CPU、GPU、NPUだけでなく、5Gモデム(Snapdragon X65)やWi-Fi 7、Bluetooth 5.4といった最新の通信機能を内蔵しています。これにより、PCメーカーは小型で薄いデバイスを設計しやすくなり、多様な接続オプションをユーザーに提供できます。

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