インフラ選定:なぜ VPS と 8GB メモリが必要だったのか
2026.04.13
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AUTHOR: MAYA
"365万件のレコードをミリ秒単位で検索し、Next.jsで爆速で描画する。この要件を突き詰めた結果、私は使い慣れたレンタルサーバーを捨てる決断をしました。"
1. レンタルサーバーの限界点
PHP MVC編で述べた通り、レンタルサーバーは非常に効率的です。しかし、数百万件のデータを扱うDjangoインスタンスと、それを描画するNext.jsサーバーを同時に走らせるには、共有リソースの壁が厚すぎました。
Hardware Specs
Memory: 8GB
データベースのキャッシュ効率と、コンテナ(Docker)を複数稼働させるための最低ラインとして、このスペックを死守しました。
2. VPS という自由
root権限を持つことで、OSレベルでのチューニングが可能になります。BICSTATIONの心臓部であるデータベースのコネクションプーリングや、Nginxの細かいバッファ設定など、レンタルサーバーでは触れなかった「深部」まで手を入れられる。これが爆速への第一歩でした。
The Decision Matrix
- DB I/O SpeedCRITICAL
- Docker CompatibilityREQUIRED
- ScalabilityHIGH
3. 物理環境が整って初めて、コードは光る
どんなに優れたTypeScriptのコードを書いても、インフラがボトルネックになれば台無しです。ローカル開発環境(ポート8083)から、本番VPS(ポート8000)へとリクエストを飛ばす瞬間の快感は、この物理環境を自分で構築したからこそ味わえるものでした。