365万件のデータベース
高速化戦略
2026.04.15
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AUTHOR: MAYA
"データ量が増えることは恐怖ではありません。むしろ、設計の真価が問われる最高のステージです。"
1. インデックス:検索の高速道路を作る
単一カラムへのインデックスだけでは足りません。BICSTATIONの検索クエリを徹底的に分析し、頻出する組み合わせに対する「複合インデックス(Composite Index)」を適用。これにより、全件スキャンを回避し、365万件の中から目的のレコードをミリ秒単位で特定可能にしました。
PostgreSQL Tuning
実行計画(EXPLAIN ANALYZE)を読み解き、コストの高いクエリを一つずつ潰していく地道な作業。これが、ユーザーへの爆速体験に直結します。
2. Django ORM のオーバーヘッドを削る
Django の ORM は便利ですが、不用意に使うとメモリを食いつぶします。`iterator()` によるメモリ節約や、必要なカラムだけを取得する `only()` / `defer()` の活用。これら「引き算」の最適化が、VPS(メモリ8GB)のポテンシャルを最大限に引き出しました。
Latency Breakthrough
- Initial Query Time2.4s
- After Indexing0.45s
- Current Response (Avg)0.08s
3. 止まらない進化
バックエンドの高速化が完了し、次はフロントエンドへのバトンパスです。Next.js のサーバーサイドレンダリングをいかに効率化し、この大量データを美しく見せるか。挑戦は続きます。